土手道を渡ってお城へ

土手道を渡ってお城へ

【2024年7月】南イタリアのナポリ湾の少し西に浮かぶイスキア島は、海を楽しむリゾート地なので、あまり観光するところはありません

その中で唯一、訪れるべき観光地が、Castello Aragonese d’Ischia(アラゴネーゼ城) というお城です。

フォリオで泊まっていたエアビーアンドビーの主が、是非行くべきだと薦めたので、着いた翌日、さっそく出かけました。

イタリア、イスキア島のイスキア港付近を走っている三輪車Apeのタクシー
イスキア港で見たApeタクシー

エアビーのすぐ前にバス停があり、割と頻繁にバスが来る様子。

一つ逃した後、それほど待たずに次が来ました。

運転手から切符を買おうとしましたが、切符はタバッキで買うものだとのこと。

でも、この時はそのまま乗せてくれました。

この辺り、南イタリアは緩く、以前、シチリア島でも似たような経験をしました。

イスキア島の首都のイスキア町の港がバスの終点で、行き着くのにだいたい30分ぐらい。

この町は観光客でとても賑わっていて、よく言えば活気がありましたが、雑としていて、「ここに滞在しなくて良かったね」と夫と話したことでした。

イタリア、イスキア島のアラゴネーゼ城に続くイスキア・ポンテの町
漁村だったというイスキア・ポンテ

お城まで、歩けるのかと思ったら、歩くと40分はかかると判明。

三輪車Apeをタクシーに仕立てた乗り物に乗ろうかと思ったのですが、たまたまそちら方面の小型バスがやってきたので、バスに乗りました。

このバスの運賃は、運転手から買うと一人€2.20(約360円)、売り場で買うと€1.70だとのこと。

すぐにも出発しそうだったので、この時は運転手から切符を買いました。

アラゴネーゼ城は、イスキア・ポンテという昔は漁村だったという古い町と土手道でつながっています。

イタリア、イスキア島のイスキア・ポンテの町から見たアラゴネーゼ城
逆光のアラゴネーゼ城

その様子がちょっと前年行ったギリシャのモネンバシアを思い出させましたが、こちらは小ぶりで、土手道は歩行者向け。

この辺りの海には、無数の船が停泊していました。

泳いでいる人々もいました。

土手道をゆっくり歩いて、お城のある陸繋島へ。

お城の入場料は一人€12。

お城本体は、このせり上がった島の上方にあり、歩いて上るのは大変そうです。

イタリア、イスキア島のアラゴネーゼ城から見た付近の海と停泊する無数の船
アラゴネーゼ城から見下ろした海には無数の船が

私はこの夏、脚を故障していて、平地でも長く歩けなかったので、躊躇したのでしたが、幸い、エレベーターがありました

皆が乗れるわけではなく、お年寄りとか私のように不自由な人のみ乗れるようでした。

ただ、登る道中にも見どころがいくつかあったようで、それは見逃すことになりました。

上から眺めが素晴らしかったのは言うまでもありません。