
【2025年6月】さて、ギリシャのクレタ島東部のアギオス・ニコラオスで過ごした夏休みもとうとうおしまい。
エアビーアンドビーをチェックアウトして、タクシーで空港のあるイラクリオンに移動しました。
タクシーは行きに利用した会社を予約していて、同じ人が来るかと思ったら別の人。
6人が向い合せに座れる大型車でした。
今回の運転手が言うには、行きの運転手はマノスという名前で、控えめながら、地域の有力者らしかったです。

民族音楽の楽器を奏でられる人で、行きの車内で流れていた音楽も、彼のものだそう。
この日はイラクリオンから少し離れた町でお祭りを催しているため、来られなかったとのことでした。
この日の運転手は英語がそれほど達者でなかったので、あまり話しませんでしたが、「マノスと友達で、本当にラッキーだ」と言っていました。
イラクリオンに着いたのが正午過ぎ。
夫が午前中に予約しておいたレストラン、Petousis Tavern に向かいました。
タクシーの運転手も、「ああ、あそこなら良い」と太鼓判を押してくれた店です。

行ってみたら大きなレストランで、我々が一番乗り。
ちゃんと窓際に予約席を作っておいてくれましたけれど。
しばらくすると、人々が次々に入ってきて、広い空間がかなり埋まりました。
スターターは、豚のひれ肉を焼いたシンプルながら独特の味わいのあるお料理と、フェタチーズが挟んであるパイにジャムを付けて食べるお料理。
後者は、アギオス・ニコラオスのお気に入りの店でも食べましたが、ここのはパイ地が固いほどにパリパリで、これはこれで美味しかったです。

メインは、夫が豚肉にチーズが乗っかったもの、私はAnticristoという名前のラム料理にしました。
ラムは時間をかけてローストしたものらしかったです。
表面はちょっと塩辛かったですが、中のお肉の味がとても良くて大満足でした。
デザートは、甘い蜜がかかったペースト状の豆と、ナッツ味のこんにゃくみたいな見かけのものを二人でシェアしました。
どちらも、地元のお菓子として興味深く、楽しめました。
冷えた赤ワイン1本を含め、全部で€64.90(11000ほど)と格安。

最後にラキが振舞われました。
ところで、この店にたどり着くまでに、レストラン街があり、これでもか、というほどの多数のレストランが並んでいました。
共倒れしないか、と心配になるほど。
それだけイラクリオンにはツーリストが多いということなのでしょうかね。
 
         
                 
                