
【2025年10月】フランスのリヨンでの最終日には、お勧めブションのリストにトップに挙がっていたLa Meuniereに予約を入れてありました。
2日前には閉まっていたので、代わりに旧市街のブションもどきに行ったのでありましたが、やっと本物のブションを体験します。

入ってみたら、昔ながらの食堂といった風情で、良い感じです。
スターターは二人とも、「リヨンの前菜セット」を注文。
ボウルに盛られた5種類の料理がドンとテーブルに置かれ、それを好きなだけ、自分のお皿によそって食べるという形でした。
私のメモによると、その5種とは:Museau(豚の鼻先の肉の煮込み)、Cervelas (ソーセージ)、Lentilles (レンズ豆)、Pommes de terre et Saucisson Lyonnais (リヨン風ソーセージとジャガイモ)、Pieds de veau (仔牛の足の煮込み)。

レンズ豆以外はどれがどれだか、よくわかりませんでしたが。
それぞれ馴染みのない変わった味で面白かったです。
メインには、私はQunelle de brochet 。
これは事前に調べてあったのですが、川カマスのすり身を使ってスフレのようにしたフワフワの団子。
リヨン料理としては軽い物だそうです。
確かにふわっとしていて口触りは軽いのですが、食べ終わるころには、お腹にずっしり来ていました。
見た目はお菓子のようですが、味は魚で、ソースは海老っぽい味で美味しかったですが。

付け合わせにご飯がサーブされました。
夫はメインに、Bevette d’aloyau。
これは単純にステーキでしたが、食べなれない歯ごたえだったとか。
調べたら、牛の腰の辺りのお肉だそうです。
デザートは、夫が硬めだと書いてあったのに、出てきたのが柔らかめだったチーズ。
私はプリンにしました。
このプリンは、ポルトガル風の大きいものを切ったタイプで、味もポルトガル風でした。

ハウスワインはなかったので、北ローヌ地方のシラーの赤ワインを1本飲みました。
なかなか美味しかったです。
以上で、€116(約21000円)。
ようやく「美食のリヨン」らしい食事を味わえて満足しました。
独特なものが食べられたのは楽しかったですが、舞い戻ってまた食べたいと思うようなものはなかった気がします。