
【2026年5月】今回のフランス小旅行での2日目は、友達夫婦の住むフォンテーヌブローへ。

本来、パリのリヨン駅から直通で行けるのですが、駅の工事のため、電車を乗り継いで行ったのではるばる、という感じでした。
列車の旅は、一般フランス人の暮らしぶりが垣間見られるのは良かったですが、途中、エレベーターのない駅もあって、夫が腰を痛める羽目に。
凝ったデザインのモダンな駅と、普通の小汚い駅の差が激しいと感じた次第です。
さて、友達夫婦がフォンテーヌブローから、南東へ10キロちょっと行った先のモレ・シュル・ロワンという町に連れて行ってくれました。
ここは「フランスの最も美しい寄り道」に指定されているとのこと。

「最も美しい村」の方が有名ですが、この町は人口が2000人以上あるので、「寄り道」の方に分類されるのだそうです。
11世紀にフランス王領に組み込まれて以来、発展してきた町で、中世の趣が残っています。
町の東西には、立派な門があって、かつては城壁に囲まれた町であったことがわかります。
何より、町の中心にロワン川が流れているのがいいですね。
セーヌ川の支流であるこの川、カスケードがたくさんあるほか、水車小屋の跡もあってフォトジェニック。

周りの古い家々も、傾斜のある屋根がとてもフランスっぽくって良い感じです。
残念ながら、今にも降り出しそうなお天気でしたが、傘をさすには至らず、歩き回れました。
この町が知られる所以の一つが、有名な印象派の画家、シスレーがこよなく愛した町だという点。
その軌跡がところどころに残っています。
シスレーは晩年の20年間ほどをここで過ごしたのだそうです。
小振りの町にしては、非常に立派な教会があるのですが、この教会、ノートルダム教会もシスレーがたびたび絵にしたとのこと。

それから、かつてのお城の一部だったというドンジョンという塔があります。
今は個人所有で、B&Bになっているらしかったですが、一時は監獄だったそうで、デュマの「三銃士」のダルタニヤンがここに滞在したのだとか。
いやはや、ダルタニヤンが実在した人物とは知りませんでした。
世界的にオーバーツーリズム問題が過熱している昨今ですが、こうした「寄り道」的な町は物静かで、まだまだ落ち着いて楽しめるのがいいですよね。