
【2026年7月】この夏休みは、イタリアのプーリア州にある古い街、レッチェで過ごしました。
ここを選んだのは、夫が熱を入れている太極拳の集中講習が開催されたからです。

講習会は町の郊外ででしたが、私たちは旧市街の中心にあるエアビーアンドビーを借りました。
Casa Francesca という名前ですが、顔を合わせることはなかった連絡先の相手はルイジでしたので、おそらくここはルイジの亡くなった母親のフランチェスカの家ではなかったかと想像しました。
そんな想像が自然に出てくるような、実際に生活していた名残が感じられる「民宿」の基本にのっとったエアビーです。
言い換えれば、どなたかのお家にお邪魔しているような感覚でした。
1階で、窓が大きくなかったので、ちょっと薄暗かったですが、天井は高くアーチ型で、床面積はかなり広かったです。
特に洗面所は、ダンスができるほどの広さ。
中東のラグが敷いてあって素敵です。
家に入ると、そこがダイニングルームになっている形で、キッチンにはワインやお菓子が有料で揃えてありました。
そして指示が事細かにあちらこちらに長々と書かれています。
「タオルで化粧を落とすな」とか「これは飾りだから触るな」とか。

パッと見に、行き届いている風ですが、ちょっと行き過ぎな感じがしました。
それで夫に習ったイタリア語の言葉が「ピニョーロ(pignolo)」。
細かいことにこだわる人を指す言葉です。
そういう人は、自分の不動産を他人に貸し出すエアビー事業は向いていないように思いますけどね。
全て整っているようで、実は不備な点もいろいろ。

例えば、リモートワークをするにはテーブルが小さく、コンセントが足りないとか、タンスが小さすぎて衣服が収まらないとか。
それから、これは持ち主のせいではありませんが、レッチェの旧市街には、ちょっとした食料が買える店がなく、車でスーパーマーケットに行かなければならなかったのも不都合でした。
ーーと、さまざまな問題点はありましたが、いつものことですが、結果的には慣れて、今思うと、良い滞在だったなあと思えるエアビーでした。