【2013年5月】英国では11月5日に毎年、焚き火をたいて、花火をあげます。
これは、なんとまあ、1605年からのイベントだそうです。
カトリック教徒であったガイ・フォークスとその仲間が、この日に国会議事堂を爆破して国王を殺そうと企みましたが、事前に垂れ込みがあり、火薬番だったフォークスが捕まりました。
彼は拷問の末、仲間についても吐いて、最終的に極刑に処されました。
イングランド政府は国王が暗殺を免れたのを祝って、国民に焚き火をするよう呼びかけたんだそうで、それがこの風習の始まりだとか。
ちなみに、花火をあげる習慣は1650年代からだそうです。
焚き火では通常、ガイ・フォークスの人形が燃やされますが、その年代の嫌われ者がかたどられることもあります。
例えば、サッチャー元首相の人形が燃やされた時期もありました。
ガイ・フォークスはヨークの出身です。
その生家跡は現在、パブ兼ホテルになっています。
看板にはフォークスの顔が使われていますが、この顔は体制に反抗する運動のシンボルともなっていて、世界中で使われているんだそうです。