【2015年2月】イタリアのラヴェンナでのモザイク巡り、最後に行ったのは、ラヴェンナの中心から5キロほど離れたクラッセというところにあるサンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂です。
遠くから鐘楼が見えていたので、あれだろうと見当はつきましたが、世界遺産という割には標識が少なく、ちょっと迷いました。
聖堂の前にはクラッセの港を開設したカエサル皇帝の像が立っています。
中は広々。
24本の柱はギリシャの大理石でできているのだそうです。
祭壇の裏のモザイクは、これまで見てきた中で、一番、かわいらしいものでした。
緑の田園に聖アポリナーレが立っていて、羊がたくさん集まっています。
羊は信者を表すのだそうです。
この聖堂は6世紀に、ギリシャ人の銀行家のお金で建てたとのことです。
この聖堂の周りは考古学公園となるところなんだそうで、今はがらんとしています。
その空き地に点々としてたのが、牛の像です。
銅でできているようでした。
理由や謂れはまったくわかりませんでしたが、「こんな像に20万ユーロも費やしたなんて、信じられないね。
この作家が市のお偉いさんと親しいらしいよ」とそこを訪れていた人のお喋りが聞こえました。