【2015年7月】南イタリアのロッチェッラ・イオーニカのホテルの人が「この地域は忘れられているんですよ。
列車を見てもらえばわかります」と言っていた列車に乗りました。
確かに、線路は単線だし、車両は一つだけ。
ディーゼル車です。
駅の人は誇らしげに「古いディーゼル車だから丈夫なんですよ。
冷房もたいていは効いているし」と言っていましたが、少なくとも行きは効いていませんでした。
これにゆっくりゆられて1時間半。
レッジョ・ディ・カラブリアに着いて乗り換えた列車はごく普通の近代的な車両でした。
そして帰り。
大幅な遅れや情報不足にやきもきさせられた末に乗った終電(と言っても午後6時過ぎ)でしたが、乗客の柄が悪いこと、この上なし。
黒人のグループや、子供をぞろぞろ連れたジプシーと思われる大家族が、無賃乗車。
車掌さんの指示にも従いません。
車内の雰囲気が最悪で、ようやく我々の降りる駅が来て、ほっとした感じでした。