【2009年5月】ポーランドのクラクフの顔とも言えるのが、13世紀初めからの歴史を持つこの聖マリア教会。
二本の塔が不ぞろいなのが特徴ですね。
伝説によると、塔の建設を兄弟が請け負ったはいいが、二人が高さを競い合うことになり、その結果、一人がもう一人を殺して自殺したんだそうです。
でもそれは嘘で、本当は69メートルのほうが鐘楼、81メートルのほうが見張り台の役目を持って建てられたとのこと。
でもこの教会は、鐘ではなく、毎時、人間が実際に吹くトランペットで時を告げます。
物悲しげな旋律が途切れたように終わるのは、13世紀に、敵の襲来を告げていたトランペット吹きが、吹いていた最中に敵のタタール人の矢に撃たれて倒れたからだとの言い伝えがあるそうです。