珍しく、夫の投稿です。
【2022年5月】今年、妻が設立当初から参加しているロンドンの日本人写真クラブに入会することにしました。
クラブは引退した元プロの写真家が主催しているもので、毎月テーマを決め、メンバーの間で、一種の内部コンテストを開催します。
この月は「公園や庭の花」という、とても季節感のあるシンプルなテーマでした。
社内コンテストに加えて、通常、土曜日の午後に撮影会も不定期に開催され、今回はリッチモンド・ パーク内の庭園「イザベラ・ プランテーション」がロケ地として選ばれました。
妻はその土曜日にキャンセルできない別の約束があったので、私は初めて一人で参加することにしました。
メンバーは、午後3時に「イザベラ・プランテーション・カフェ」に集合。
今回の参加者は、総勢10名弱といつもより少ない人数でした。
たぶん、行き方が難しかったからでしょう。
私はバスを2回乗り換えた上、バス停からカフェまで約20分歩かなければなりませんでした。
その日はかなり暑く、地面はかなりほこりっぽかったですが、公園はとても美しく、散歩は快適でした。
この庭園は、ツツジ、ツバキ、シャクナゲがたくさんあることで有名です。
この 16 ヘクタールの広大な庭園は、1830 年頃にビクトリア様式で造られ、1953 年に一般公開されました。
イザベラというこの名前については定かではありませんが、公園職員の奥さんか娘の名前だったか、もしくは、昔はこの辺りの土の色をイザベルと呼んでいたことに起因しているのかもしれないということです。
約束の時間から少し遅れて、私たちはカフェから数メートル離れた庭の入り口に向かって歩きました。
その後、美しい被写体を求めて、皆ばらばらに歩き始めました。
この日は 5 月 21 日で、通常は花が満開の時期ですが、今年はいつもより数週間早くピークを迎えてしまったため、それほど混雑していませんでした。
草花をきれいに撮るには、人が少ないことは大きなアドバンテージ。
大きな木々をよけるように、庭園内のさまざまな小道が走っています。
そして時折、小さな小川や小さな池のある開けた場所に出くわします.
花は終わりがけでしたが、まだまだきれいで、深い赤の場合もあれば、ピンクや白の場合もありました。
幸いなことに、私は人がほとんどいないエリアを見つけることができ、存分に写真が撮れました。
植物や花だけを大写しにするのはつまらないので、花以外の被写体を含めるよう心掛けながら、何十枚も写真を撮りました。
たとえば、2つの通りの交差点にあった風景に美しく調和する木製のベンチや、草原でピクニックしている家族などです。
結局、家に帰って、イザベラ ・プランテーションで撮った写真の中で一番気に入った 5 枚の写真を選び、クラブに送りました。
残念ながらベストには選ばれませんでしたが、私の写真はクラブのウェブサイトに掲載されたので、満足です。
結果はともかく、ロンドン中心部からそう遠くないところに、こんなに自然に囲まれた場所があることを知り、無心に歩き回れた素敵な午後だったと思います。