【2019年7月】カナダでの三日目、トロントで丸一日を過ごしました。
特に予定はなく、ネットのサイトで「カナダで最高の水族館」とうたわれていたリプリー水族館に出かけることにしました。
北米では都市の中心街をダウンタウンと呼ぶようですが、水族館はトロントのダウンタウン内のエンターテインメント・ディストリクトにあります。
ホテルから歩いていきました。
フロント・ストリート・ウエストという通りから橋を渡ってこの地区に入ると、最初に目に入るのが、ロジャーズ・センターというスタジアムです。
プロ野球のトロント・ブルージェイズというチームの本拠地だそうで、屋根の開閉ができる主要なスタジアムとしては北米初だったとのこと。
この日もたくさんの人々が入場のために並んでいました。
スタジアムの隣には、CNタワーという塔があります。
高さが553.33メートルある通信用の塔で、展望台があるので、観光名所ともなっています。
これに上るか、さらに先にある水族館に入るか迷った末、やはり初心貫徹で、水族館に行きました。
入館料は結構、高く、二人で90C$ちょっと(7200円ほど)しました。
前売り券、時間指定などでこれより安く入れることもあるようですが。
結果を先に言うと、とても満足のいく水族館でした。
2013年10月にオープンしたといいますから、まだ新しい施設です。
2万を超える海の生物がいるそうです。
カナダの魚を集めた「カナディアン・ウォーター」、南洋のカラフルな魚が集まる「レインボー・リーフ」、エイに焦点を絞った「レイ・ベイ」など10の『ギャラリー』と呼ぶ部屋から成り立っています。
その中で一番、面白かったのは「デンジャラス・ラグーン」というギャラリー。
動く歩道に乗って96メートルに及ぶトンネルを進みながら、海中にいる感覚にさせてくれるところです。
サメとかウミガメとかが頭上を泳いでいきます。
時には、こちらにまっしぐらに向かってくることもあって、迫力がありました。
ここで見たノコギリエイ、見上げると、目と口のある顔のように見えましたが、目に見える部分は実は、鼻に当たる器官なのだそうです。
海中に住む生物は限りなく、面白いですね。
水族館に行くたびに、今まで見たことのない生物に出会います。
今回、驚いたのは、さかさまのクラゲ。
カシオペアという名前なのだそうです。
館内に、水量が全体で570万リットルに及ぶという水槽を管理するシステムをカラフルに示した場所もあり、教育に力を入れている水族館であることが見て取れました。