【2014年5月】マン島のラクシーには、稼動しているものとしては世界一大きい水車があります。
The Great Laxey Wheel と呼ばれていますが、正式名はLady Isabella。
イザベラというのは、これが完成した1854年当時の島の総督の奥さんの名前だそうです。
こういったセンスはあまり日本では見かけませんね。
水車の直径は22メートル、円周は69メートルだそうです。
「世界一」と登山電車の車掌さんが言っていましたが、地元で買った小冊子には「欧州一」と控えめに書いてあります。
鉛や亜鉛が採れた鉱山から水を汲み出すのが目的で作られたとのこと。
水車の脇に螺旋階段があって、水車の上に上れるのですよ。
高所恐怖症気味の私にはこれが、かなりスリリングでした(上からの眺めはこんな感じです)。
鉱山そのものは、1929年に閉山されたそうで、今は観光客がヘルメットを被って少しばかり入ってみることができます。
文字通り日の目を見ない炭鉱労働者の生活に思いをはせました。