【2024年12月】南イタリアのソレントに滞在中に迎えた大晦日。
事前に予約しておいたDonna Sofia というレストランに向かいました。
少しおしゃれして出かけたのですが、今回はクリスマスイブの時のようながっかり感はなく、その甲斐のある雰囲気のレストランでした。
店内は、ソフィア・ローレンの写真があちらこちらに掲げてあるのが目につきます。
「殿方ごろし」という彼女が出た昔の映画がソレントで撮影されたという関わりはあるようですが、単にオーナーがファンなのかもしれません。
ここでは、スターターにエビフライを取ってシェアしました。
ピンク色のマヨネーズソースとともに。
「パン粉」と書いてあったので、エビフライという表現が正しいのだと思います。
頭は除いてありましたが、しっぽは一緒に揚げてあって、私にはその部分が一番、良い味でした。
メインは二人とも、ロブスター・パッケリ。
長いこと、食べたいと思っていたのでした。
実は夏に、ラパッロというリグーリア州の海辺の町でも食べたのですが、何となく味にパンチが足りなかったので不満だったのです。
ここのは、とても美味しかったです。
半匹でしたが、けっこう、身だくさんでしたし。
一皿€42(6900円ほど)と安くはありませんでしたけれど。
デザートには、この地方名物のレモンケーキを食べました。
スポンジの周りにレモンクリームがたっぷり塗ってあるお菓子で、好きなのですが、もうこの時点でお腹がいっぱいだったので、少し残しました。
夫はティラミス。
面白いことに、夫のティラミスは巨大だったのですが、彼が言うには、隣のテーブルに給仕されたティラミスは、その半分の大きさだったとのこと。
単に需給の問題なのか、それとも、人を見て量を決めるのか・・・謎です。
この地方の白ワイン一本を含めて、お会計は€161(26000円強)でした。
ところで、隣に座ったカップルが英国人で、女性の方がどうやら、こっそりと席で煙草を吸っていたらしいのです。
その向こう側のイタリア人グループの中の年配の女性が気づいて、それを指摘した様子。
すると、そのグループの一人が「それはハルシネーションだろう」と言ったそうで、お婆さんが立腹していたと夫が言っていました。
英国人女性は、それを察して、逃げるように外に煙草を吸いに行きました。
呆れた話です。
このカップル、まだ日が浅いようで、男性の方が「妻が何を食べたいか分かっている」と2度も言って、我々と同じロブスターを注文していました。
何となく、このカップル、長続きしなさそうだな、と思った次第。
時々、ありますよね、レストランなどの席で他人のやり取りを聞いて、あれこれ推察することって。