【2021年9月】イタリアのフィレンツェでは、アルノ川沿いのHotel degli Orafiに泊まりました。
かなり知られたホテルらしく、駅から乗ったタクシーの運転手に名前を行っただけで、すぐわかりました。
フィレンツェは調べてみたら、8年ぶり!
そんなに長く来ていなかったことが信じられないくらい、タクシーの車窓の景色には馴染みを感じました。
観光都市フィレンツェは、コロナ規制が緩んだ今、すでに観光客で溢れかえっていて、タクシーはほとんど、歩く速度でゆるゆる進みました。
とはいえ、聞こえるのはイタリア語のほかは英語、米語、ドイツ語ぐらいで、アジア系のツーリストは皆無と言ってよいほどです。
ホテルに着いたのは、まだ午前中でしたが、すぐに部屋に入れてラッキー。
事前に電話で、アルノ川側の眺めの良い部屋を予約しておきました。
本当に、ヴェッキオ橋がすぐそこに見える素晴らしい眺めです。
それもそのはず、このホテルは1985年の映画「眺めのいい部屋」のロケーションの一つとして使われたのですって。
部屋の内容に驚くべきものはありませんでしたが、枕の上にくるんであったモノを開いてみたら、寝間着用のTシャツでした。
これはちょっと珍しいサービス。
さらに、実は私の誕生日記念の旅行だったのですが、ホテルからピンクのスプマンテのプレゼントがあってびっくりしました。
全然、予想していませんでしたから。
着いた日の晩は、眺めの良いはずの屋上のバーでカクテルを飲みました。
私が飲んだベッリーニは薄目でしたが、ちょっと飲ませてもらった夫のピニャコラーダが美味。
すでに暗かったので 眺めはぱっとしませんでしたが、ライトアップされたドゥオーモが印象的でした。
翌朝、窓を開けたら、アルノ川が鏡と化して、ヴェッキオ橋がくっきり。
光の加減、川の様子で眺めが刻々と変わるので、見飽きません。
朝食部屋は、ちょっと宮殿のような作りで、見栄えがします。
このホテルの建物は中世からの歴史があるのだそうで、これが中世のままの内装かどうかは分かりませんが、その雰囲気は満点でした。
ちなみに、野放図な英国の暮らしに慣れた私達がマスク無しで朝食部屋に入ったら、追い返されました。
規則に厳しい姿勢に好感が持てます。
コロナ対策の一環で、カウンターに並んだ食べ物については、係の人に言ってよそってもらう形でした。
ハム類など豊富で、思わず、あれこれ頼んでしまいました。
まあ、イタリアに来てダイエットは無理ですよねー。