「白雪姫」にモデルがいたーー墓石が博物館に

【2019年8月】誰でも知っているグリム童話の「白雪姫」にモデルがいたーー。モデルとされる女性の大理石の墓石がこのほど、ドイツ南部の町、バンベルクの博物館に寄贈され、話題になっている。

この女性は、18世紀末に生きたマリア・ソフィア・フォン・エルタールさんという貴族。ロール・アム・マインというバンベルクの西100キロほどにある町で育った。博物館のホルガ―・ケンプケンス館長によると、エルタールさんが白雪姫のモデルだとの証拠はないものの、似通った点がいくつもあるという。

まず、エルタールさんの父親が再婚し、継母が横暴だという評判で、エルタールさんにつらく当たったこと。また、ロールは当時、ガラスや鏡の名産地で、父親は鏡工場を経営していた。白雪姫は七つの丘を越えて、鉱山で働く小人のいる小屋に行き着くが、ロールから七つ丘を越えた所に、今は閉山となっている鉱山があった。そして鉱山では当時、小人や子供が働いていたという。

物語と異なるのは、毒入りリンゴ、ガラスの棺、そして悲しいことに、白雪姫を目覚めさせる王子様の存在がなかったこと。エルタールさんは若くして失明し、未婚のまま修道院で71年の一生を終えたという。

寄贈された墓石には歴史的価値もある。というのも、当時、女性が自分の墓石を持つことは殆どなかったからだ。この墓石は最初、バンベルクの古い教会にあったが、教会が取り壊された後は、エルタールさんの兄弟が設立した病院に移されるという変遷を経た後、個人の所有物となっていたという。

原文はこちらです。

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