【2022年9月】クロアチアのドゥブロブニクの町に出てみて驚きました。
すっかり観光地になっていたからです。
私が前回、ここを訪れたのは20年以上前。
きれいな町だけど、お土産屋やレストランが足りないなあと思った記憶があります。
夫は1980年に当時のユーゴスラビアをぐるっと巡った経験があるのですが、ドゥブロブニクについては、犯罪が横行していて危険だからと避けたそうです。
というわけで、私も夫もそれぞれの想いを持ってドゥブロブニクを歩いたのですが、二人とも、この観光客の多さには驚愕。
特に強い米ドルを持った米国人が多かったほか、英語、フランス語、知らない東欧語、知らないアジア語が多々聞かれました。
日本語も一度だけ聞こえました。
9月も後半でこれですから、夏場のピーク時はもっとすごいのでしょう。
そこら中に土産物店やレストラン。
この驚きは、2013年に、2度目にチェコのプラハを訪れた時の驚きに似ています。
あの時も、町がすっかり観光化されていたので、びっくりしました。
今回のドゥブロブニクについては、物価の高さにも驚かされました。
多々あるレストランの前に置かれたメニューを見てみると、メインはいずれも€25(3500円ほど)を下らないのです。
それなのに、どこもツーリストで満員。
私達は写真を撮りながら街歩きをした挙句、Konoba Gurman という店の屋内に空いたテーブルがあったので、そこに入りました。
最初、いかにもスラブ系のウエイターの感じが良くなかったので、出ようかとも思ったのですが、2人目のウエイターがプロの対応をしたので、ここに落ち着きました。
バルサミコの甘さが効いて美味しかったタコのサラダを前菜としてシェアし、私はメインにアドリア海のイカ。
ちっちゃいイカで意外性のあるケーパー・ソースがかかっていました。
夫はエビとルコラが乗ったタリアテッレ。
パスタが茹ですぎで量が少なめでしたが、味は普通に美味しかったそうです。
地元の白ワイン1本と水1本を含めて、624クーナ(€82.82≒12000円)。
イタリアの美味しいレストランの価格に慣れている我々には、やはり割高に感じました。
泊っているアパートの家主のヨスコが、「観光都市であるドゥブロブニクは、新型コロナで大きな痛手を被った。これを取り戻そうとして値段を吊り上げているんだよ」と説明していましたっけ。
少なくとも、滞在先がアパートで、場合によっては自炊も可能なのは救いだったと思います。