【2023年9月】翌日は、滞在していたギリシャのナフプリオのエアビーアンドビーのオーナー夫婦、マリアとジルが、ワイナリーに連れて行ってくれました。
数日前に彼らのレストランに行った時に口約束したもので、忘れているかな、と思ったら、ちゃんと電話が入り、迎えに来てくれました。
この日はワイナリーの公開日で、レストランのための仕入れかたがた連れて行ってくれたのです。
場所はナフプリオから北西に10キロほど行ったアルゴスという古代都市だった町の近所で、ワイナリーの名前は、Ktima Skouras といいます。
1986年の設立で、1980年代からレストランを経営している宿のオーナー夫婦はその当時からの顧客。
ワイナリーが成長するのを見てきたと言っていました。
人気のワイナリーのようで、公開日のこの日、人がたくさん集まっていました。
樽がずらっと並ぶ地下で説明会が催されていましたが、何しろ人が多くて何も聞けないので、早々に切り上げて、試飲会場へ。
ちなみに、この樽は一つ€600(ざっと10万円)だそうで、2年に一度、取り替える必要があるそうです。
ここの試飲には制限がなく、無料で試したいだけ試せる太っ腹。
試飲係の人に教わったところによると、この辺りはNemeaという地域で、地元のぶどうはAgiorgitikoという名前だそう。
標高が上がるにしたがってタニンの強いアルコール度の高いワインができ、お値段もそれにつれて上がるという話でした。
チーズとトマトをつまみながら、あれこれ試飲してみました。
どれも美味しいのだけれど、どうしてもコレというほどのものには出会わず、結局、マリアが一押ししたシラーのFlevaという赤ワインを1本だけ買いました。
このFlevaは生産量が少ないという話でした。
マリアとジルは、冬場はレストランを閉めているそうで、その間にはエアビーのお客さんをあちこち案内したりしているとのこと。
マリアは勉強家で、大学で難民教育の勉強をしていて、行く行くはボランティア活動をしたいと言っていました。
言語も得意らしかったです。
ヒップのサイズは驚愕ものですが、本当に明るくて前向きな人。
住み心地の良かったエアビーに関しては、自分たちも利用者だから、何が必要かよくわかっていると言っていました。
顧客の6割は米国人なのだそうです。