【2015年3月】これはキプロスの首都、ニコシアにあるチェックポイント付近のカフェです。
「チェックポイント・チャーリー」というのは昔懐かしいベルリンのチェックポイントの名前です(私はその昔、鉄道で西ベルリンから東ベルリンへ渡ったことがあります)。
1961-1989年のベルリンのように、ニコシアは二分されています。
もちろん、事情はかなり違っていて、ニコシアのチェックポイントは現在では誰でも検査を受けて通ることができます。
もっとも、1974年にトルコ軍が侵入して国の北側を占領してから、2003年に翌年のキプロスのEU加入をにらんでトルコ側がチェックポイントを増やすまで、南北は遮断されていたそうです。
ここのチェックポイントでは、南北の双方に長い列ができていました。
たぶん、ほとんどはツーリストだったと思います。
後に参加した別のツアーのガイドが「私はツアーを引き連れて北側へも行くが、私の息子は、自国なのに検査を受けなければならない現状に不満で、北へは足を踏み入れたことはない」と話していたのが印象的でした。