【2023年8月】ギリシャのナフプリオでの5日目、そろそろ滞在期間の中日だったので、泊まっているエアビーアンドビーのお掃除の日でした。
私達が美容院に行っている間に部屋に残っていた友達は、掃除にやってきたオーナー夫婦に会ったそうです。
というのも、雇っているクリーナーが病欠だったのだそうです。
友達がオーナー夫婦と話したところ、彼らはTolo(トロ)という10キロほど離れた海辺の町でレストランをやっているとのこと。
「一度、いらっしゃいよ」と言われて、すっかりその気になり、さっそくその晩に出かけました。
ローカルバスで30分ほど(運賃€1.60)。
海がきれいで、ツーリストにも人気、と聞いていたので、少し期待していたのですが、行ってみたら、大衆向けホリデーリゾートといった風情。
レストランの予約の時間より早めに行って少し散歩しましたが、ナフプリオほどには絵にならない町でした。
海辺のカフェで海を見ながら、ひと時を過ごしたのは良かったですが。
さて、レストランです。
名前はChez Gilles といいます。
Gilles (ジル)というのは、フランス人の旦那の名で、彼がシェフです。
この夫婦、二人で一緒に働いていましたが、ジルがレストラン、奥さんのマリアが主にエアビーを担当しているようでした。
テラス席のみで、私達もその一角に落ち着きました。
まずはワインオレンジという美味しい食前酒がサービスされました。
スターターは、シェフのサラダと、ハチミツフェタ+オレンジをシェア。
特にフェタが良い味わいでした。
私はメインに、スズキのグリル。
これは普通で、期待通りの美味しさ。
夫はシーフード・リゾットでしたが、ご飯がバスマティ米で、ちょっと合わなかったと言っていました。
友達は無難に揚げたカラマリにしていました。
デザートに、私はフルーツたっぷりのパブロワを食べて満足。
夫も友達もそれぞれデザートを食べ、ハウスワインを入れて、全部で€80(約13000円)。
少し、オマケしてくれたようでした。
人気の店のようで、夜が更けるにつれ、どんどんお客さんが入ってきて、二人とも大忙し。
それでも、自家製ジャムをくれたり、ワイナリー行きに誘ってくれたり、とっても良い感じでした。
その晩は、ナフプリオの港で音楽が聴けると言うので、タクシーでそちらへ。
行ってみたら、町一番のイベントだったようで、この辺りの人が全部繰り出したかのような、混み具合です。
私達も混ざって、しばらく聞いていましたが、昔々の歌謡曲のような歌が続き、飽きてきたので、早めに切り上げました。