ハイランドへのバスツアーに参加する

ハイランドへのバスツアーに参加する

【2010年8月】スコットランドのエディンバラから、4泊5日のバスツアーに参加して、ハイランドと島を巡りました。

この辺りを公共の交通機関で旅行するのは至難の業なので、車を運転しない人にはツアーが便利です。

その朝は雨。

スコットランドは雨の多い土地柄です。

エディンバラ・フェスティバルの参加者
昼間はこんなパフォーマーで賑わうエディンバラ・フェスティバル

あー、やっぱり・・・と肩を落としながら、集合場所のロイヤル・マイルに向かいました。

エディンバラはちょうど、エディンバラ・フェスティバルの最中で、日中から夜まで、この辺りは大道芸人や見物人で大賑わいなのですが、早朝のこの時間は閑散としています。

今回のツアーは、ラビーズという地元の会社が主催しているもので、バスと言っても、ミニバスです。

ツアーの人数は全部で16人でした。

エディンバラ・フェスティバルの光景
様々なパフォーマーがいるエディンバラ・フェスティバル

それに運転手兼ガイドが付きます。

ツアー参加者は欧州、米州出身に加え、南米からの参加者もいました。

この会社のツアーにはその後も2回参加しましたが、3回とも好印象を持っています。

その中でも、このハイランド・ツアーは参加者にバラエティがあって、感じの良い人が多かった気がします。

ガイドのマイケルはエディンバラの人。

エディンバラはスコットランドの中でもアクセントが強いと言われていますが、確かにその通り。

彼が言うことを理解するのに、なかなか注意力を要します。

スターリング城からの眺め
眺めが良く、立地の良さがわかるスターリング城

エディンバラ市内を通過するときには、耳をダンボにして、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS:破綻して国営化された大銀行)のエディンバラの広大な本社は、その昔、精神病院だったとか、国際石油資本BPのおおもとはエディンバラ郊外でパラフィンオイルを見つけた事業家で、そのパラフィンオイルを掘り出した跡地は映画Total Recallの火星のシーンに使われたとか、知ったところで得もしないけれど、何となく物知りになったような気分にさせる諸々を学びました。

さて、最初の目的地はスターリング城でした。

けれど、ツアーでは中に入る余裕がなく、外で説明を聞き、あたりの風景を見回しただけ。

ガイドブックによると、エディンバラ城よりロケーション、建築、歴史的重要性が優れていて、スコットランドの城の中でも一番、堂々としているそうですので、いつか入ってみなければなりません。

確かに見晴らしがよく、ロケーションが良いことは良く分かりました。

ハイランドへの入口にあるロッホローモンド
ロッホローモンドの寂しげな風景

ここをさらっと流して、次に行ったのはロッホ・ローモンド(ローモンド湖)。

ブリテン島の中で一番大きな湖だそうで、有名な「ボニー・バンクス・オー・ロッホ・ローモンド」の歌の舞台でもあります。

この歌は、かなり陽気な長調のメロディーですが、マイケルによると、これはイングランドで処刑されることになった兄が、処刑について故郷に知らせるため命は救われた弟に向けたお別れの歌なんだそうです。

歌詞の背景には、「他所であえなく死んだ者は、一番行きたいところに魂が飛んでいく」という謂れがあるという話でした。

それで、兄はローモンド湖へ帰る弟に「僕のほうが先にローモンド湖に帰れるね」と歌っているそうです。

ラス村の教会
ロッホローモンドのほとりのラス村にある教会

天気のせいか、歌に合わせて、湖にはしんみりしたムードが漂っているように感じられました。

マイケルが、「スコットランドの歴史はイングランドとの戦いの歴史だ」と強調していたところをみると、スコットランド人の心の奥底では、イングランドは今も「敵」なのかなと思った次第。

ミニバスが停まったのは、湖の西側だったようで、そこにあるラス村を少し散歩しました。

花が咲き乱れるコッテージ
ラス村のコッテージ

行儀よく並ぶコッテージは、この辺りの地主が19世紀に、スレート採石場で働く人々のために建てたものだとのこと。

雨模様の中でしたが、花が咲き乱れていて、スコットランドでは今が一番、良い季節なのだと思い出させてくれました。

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