【2021年6月】スコットランドのファイフ地方を巡るツアー、最後の目的地はフォークランドという名前の内陸の村でした。
王家の別荘であるフォークランド宮殿があるところです。
16世紀のスコットランド女王、メアリー・スチュアートが幼少期を幸せに過ごした宮殿だとガイドブックに書いてあります。
ここに入ることも可能でしたが、村そのものが可愛いという話でしたので、散歩することにしました。
宮殿以外は特に何があるわけでもなかったですが、確かに古いコッテージなどが素敵な、静かな村でした。
ガイドのデレクによると、ここはシェークスピアの「マクベス」の舞台でもあるそうです。
シェークスピアはスコットランドを訪れたことはなかったそうですが、メアリー・スチュアートの息子でスコットランド王のジェームズ6世が、ジェームズ1世としてイングランド王も兼ねることになったのを受け、「何かスコットランドを舞台にした物を書かねば」と思って書いたのが「マクベス」なのだそうです。
私達は村をぐるっと歩き、土産物店で少し買い物をした後、時間がまだあったので、宮殿のお向かいのブルースというパブで一休み。
人々が宮殿に入ることを想定して、1時間の自由時間があったのですが、ちょっと持て余してしまいました。
やっぱり入れば良かったかな。
そうそう、ここに至る前、セント・アンドリュースでは、もちろん、世界最古の公共ゴルフ場にも行きました。
意外と小さい原っぱでした。
付近に、ゴルフ用品店がたくさんあります。
ゴルフをする人には感慨ひとしおでしょうが、一度もしたことのない私達には「ふうん」で終わってしまいました。
このゴルフ場の先にビーチが広がっていて、晴天のこの日、たくさんの人々が遊んでいました。
ビーチバレーに興じる人々も。
この砂浜は、1981年の映画「炎のランナー」の撮影に使われたのだそうです。
この映画の音楽が有名ですよね。
さて、丸一日のファイフ・ツアーもおしまい。
またフォース湾を渡ってエディンバラに帰りました。
帰りは、1964年に作られたフォース・ロード・ブリッジを渡りました。
渡りながら、私が朝渡った新しいクイーンズフェリー・クロッシング、夫がフォース橋の写真を必死で(?)撮っているのに気づいたからか、デレクが、橋の麓のクイーンズフェリーの町に寄ってくれました。
駐車場がいっぱいでミニバスを停められなかったため、「急いで!」と言われながら、フォース橋の写真を撮りました。
フォース橋は1890年に完成した鉄道橋で、ユネスコの世界遺産にもなっています。
常に補修工事中だったので、以前は永遠に終わらない仕事の比喩として「フォース橋にペンキを塗るようなものだ」と言われていましたが、今回は工事も完了し、堂々と美しい姿を見せていました。