【2019年9月】ギリシャのロードス島の中心、ロードス・タウンの旧市街では、その他、1503年に建てられたというカステッラニアという建物にも入りました。
これも、この日が「オープン・ドア」の日だったためで、普段は非公開の建物です。
噴水がある町の主要広場、Ippokratous Squareに面して階段があるのですが、ここを上った先の建物がこれです。
ここは商工会議所のようなところだったらしいです。
一階は現在、町の図書館として使われているとのこと。
ピロティがあって、そこが「オープン・ドア」イベントの本部になっていました。
今年は、ロードス・タウンがこのイベントを開催し始めてちょうど10年目だそうで、開放した建物は15か所。
資金集めにいろいろな記念品を販売していたので、ぺろんとした手提げ(€5)を買いました。
それから、モスクにも入りました。
旧市街にはモスクが7つほど残っていて、3つが公開されていました。
私達が入ったのは、イブラヒム・モスクです。
モスクですから、靴を脱いで上がりました。
中は写真厳禁です。
意外なことに、マイクロフォンとか冷房施設とかがあり、いかにも、今も使われている様子。
ということは、ここにはイスラム教徒もいるということです。
ギリシャとトルコは住民交換したのではなかったかな、最近の移民かな、と思ってネットで調べてみたら、住民交換があった1923~24年、ロードス島のあるドデカネス諸島はイタリアの管轄下にあったため、含まれなかったのだそうです。
だから今も、オスマントルコ時代のトルコ人の末裔がいるということでした。
ロードス島全体に、4000人ほどのイスラム教徒が住んでいるそうです。
「オープン・ドア」本部でもらった案内によると、このモスクは1540年頃建てられた、町で一番古いモスクで、引き続き使われている唯一のモスクなのだそうです。
最後に、宿の近所にあるHoly Trinity in Chora というギリシャ正教の教会にも入ってみました。
小さい教会で、おそらく昔は壁中がフレスコ画だったのだろうと思われる跡が見られました。
15世紀にこの教区の教会として建てられましたが、トルコ傘下に入った後は、モスクとして使われたのだそうです。