【2013年7月】この写真のピアノはラフマニノフも弾いたそうです。
その上のシャンデリアは、歌手のシャリャーピンの声が大きすぎて、がたがたと震えだしたものだそうです。
また、周りの花柄の壁は手作りで、花は一つ一つ、微妙に異なるとのこと。
ここはヤルタから西に16キロのところにあるヴォロンツォフ宮殿です。
これはクリミアの第三代総督のミハイル・ヴォロンツォフの宮殿で1828年から20年かけて建てられたといいます。
ヴォロンツォフさんは2~20歳を英国で過ごしたため英国にかぶれていて、この宮殿の設計も英国人に任せたそうです。
なので、かなり英国調なつくりになっています。
大広間には壁の上方に楽団が演奏するバルコニーがあるのですが、楽団は使用人の棟から渡り廊下を伝って、このバルコニーに出たんだそうです。
なかなか凝ったつくりで、見甲斐がありました。