
【2026年7月】南イタリアのプーリア州の古い街、レッチェで過ごした夏休み中には、ここを起点にサレント地方をあちらこちら訪れようと決めていました。

サレント地方というのは、ブーツ型のイタリアのかかと部分に当たるプーリア州の中でも最南端地域を指します。
2週間の滞在中の予定を、初日にざっと立てました。
その第一弾が、2日目に訪れたガラティーナです。
レッチェから南に25キロほど行ったところで、車で30分ぐらいです(今回はレンタカーをしています)。
着いたガラティーナはレッチェ同様、クリーム色の家々が並び、教会がたくさんありました。

公園脇に駐車し、そこから一番高い塔が見える方向へ歩きました。
これがこの町1番の見どころかと思ったのですが、名前が違いました。
サンティ・ピエトロ・エ・パオロ聖堂という名前で、今あるのは、17~18世紀に再建された新しめの教会です。
ただ面白いのは、ここの井戸の水が、毒蜘蛛タランチュラに刺された人の治癒に効くという謂れがあることです。
この地方ではタランチュラに刺された場合、踊り狂って毒を吐き出し、この井戸の水を飲んで祈ると元気になると信じられていたのだそうです。
この話に関する展示物が町の中にありました。

さて、私たちが探していたのは、アレッサンドリアのサンタ・カテリーナ聖堂です。
行き着いたこの聖堂は、案外、小ぶりで地味ですが、よく見ると、入り口の彫刻が細かくて素晴らしいので目を見張りました。
ネット情報に、「回廊を見落とすな」と書いてあったので、まずは入り口の異なるそちらから。
山吹色を基調としたフレスコ画がぐるっと囲んでいる美しい回廊でした。

メインの教会に入ると、入場料を取っている様子だったので、夫が値段を尋ねると、寄付だとのこと。
€5を払いました。
これは本当にわざわざ見に来る価値のある教会です。
素晴らしい紺色系のフレスコ画が描かれた天井が圧巻。
14~15世紀に建てられた教会で、フレスコ画の面積では、アッシジの聖フランチェスコ教会に次ぎ、「南のアッシジ」と呼ばれているのだとか。

ユネスコの世界遺産にこそ指定されていませんが、イタリアの第一級国宝で、バチカンからは「バジリカ・ミノーレ」の称号を得ているそうです。
このバジリカ・ミノーレとは、教皇と直結していることに加え、歴史的に価値のある建物であることをバチカンが認めた教会にだけ与えられる称号で、ほかの有名どころでは、パリのサクレクールや、バルセロナのサグラダファミリア、日本では大浦天主堂がそれに当たるのだそうです。
天井のフレスコ画の中に、天使たちがずらっと並んだ絵があり、それが私にはバレエの群舞のように見えて、印象的でした。

ちなみに、ここに入る際、タンクトップの女性には軽い素材のケープが渡されていました。
私はショーツ姿だったので、どうかと思ったのですが、OKと言われました。
肩を出すのがまずいようでした。