【2019年4月】沖縄県の宮古島での観光タクシーツアー、次に行ったのは、この島の目玉の一つ、伊良部大橋です。
宮古島本土と伊良部島を結ぶ伊良部大橋は、3540メートルあり、無料で通行できる橋としては日本で最長だというのが自慢です。
企画をしてから40年あまり、建設には9年を要して、2015年1月31日に開通したそうです。
高さは最高27メートルあり、なだらかなカーブが美しい橋です。
橋のたもとに碑があり、そこで運転手の平良さんが車を停めてくれ、記念撮影。
すぐそこにもきれいなビーチがあるのですが、いたのはたった一人だけ。
文字通り独り占めしていました。
この辺りから俄然増えたのは、主に中国人と思われる外国人観光客です。
伊良部島への行きがけは、橋の途中では停まれなかったのですが、帰りに停まった際、大きなクルーズ船が見えました。
平良さんによると、クルーズ船が週に三回ほど平良港に寄港するそうで、この日は3600人が上陸したのだそうです。
彼らは主に、中国や台湾から来るとのこと。
平良さんは何せ無口だったので何も言いませんでしたが、次に出会った運転手は「中国人はマナーが悪いと言うけど、タクシーに乗ってくれるからね。どこの国の人にもマナーが良い人も悪い人もいる、と自分に言い聞かせて気にしないようにしている」と話していました。
伊良部島ではまず、渡口の浜へ。
これまた美しい白砂のビーチで、私は少しだけ水に入ってみました。
ここも人が少なく、本当にもったいないほどです。
宮古島のビーチには、施設がないところがほとんどのようで、デッキチェアやパラソルは持参する必要がありそう。
次回のためにココロに留めておきました。
それから、知らないうちに隣接する下地島に渡っていて、通り池という二つの池を見ました。
マングローブ風の植物の林を抜けて開けた所に、深い青緑色の池があります。
この二つの池と海は地下でつながっているのだそうです。
ここも中国人の団体で溢れていました。
ところで、下地島には空港があります。
これも翌日の運転手からの情報ですが、30年ほど前に当時の沖縄県知事が「民間機のみの発着」という約束で作った空港だそうです。
当初はジャンボ機の訓練場として使われましたが、訓練がシミュレーションとなり、この空港は使われなくなりました。
けれど「いざという時のために」(運転手)整備は続けたそうです。
伊良部島の歩道が一段高くなっていないのも、いざという時に軍用車が通れるようにだという話です。
整備を続けたおかげで、私達が訪れた日の一か月前ほどから成田からの直行便が飛ぶようになり、観光客を運んでくるそうです。
香港からも直行便が就航する予定だとのこと。
というわけで、宮古島は好況に沸いています。
「人手不足で、内地から人が来て建設工事をしている。不動産価格は高騰、まさにバブルです」と運転手は、むしろ不安そうに話していました。