【2012年12月】今回、台湾に行きたいなと思った理由の一つが九份です。
アニメ映画「千と千尋の神隠し」が好きで、映画の舞台設定のヒントになった場所のひとつがここだと聞いたからです。
それでツアーの中でここも含まれているものを選んだのでした。
九份に着いたときにはもう、真っ暗。
提灯が並ぶ長い階段が見所ですから、夜なのは結構なのですが、バスを降りたら大雨。
傘を差しても、ジーンズがびしょぬれになるほどでした。
そういえば、アニメの中でも、よく雨が降っていたっけ。
ガイドさんによると、とにかく雨の多い地方なのだそうです。
ちなみに、ここはもとは9家族しか住んでおらず、町に買出しに行くときに「九家族分」と言ったことから九份の名前になったとか。
そんな寒村が、19世紀末の金の発見でしばし、大賑わい。
けれど長く続かず、金が掘りつくされるとまた元の寒村に戻っていたところ、1989年の台湾のヒット映画「非情城市」のロケ地として使われたことから、地元の観光都市として返り咲いたという話です。
確かに絵になる村でした。