【2016年2月】スペインのバレンシアにある中央市場の近くに、ラ・ロンハ・デ・ラ・セーダ(絹の取引所)という建物があります。
ユネスコの世界遺産だとのことなので、行ってみました。
1482年から建て始められ、1548年に完成したものです。
約2000平方メートルの敷地があり、これを建てるために、25軒の民家が取り壊しにあったとか。
15世紀がバレンシアの絶頂期だそうで、フランスやイタリア、北アフリカを相手にした商品取引の中心地として栄えたようです。
写真の部屋は「柱のサロン」と呼ばれていて、商人たちの商談の場だったそうです。
それから「海の裁判所」という部屋では商取引上のいざこざを裁いていたそうで、その結果、罪人となった商人は敷地内の塔にある牢獄に入れられたとのこと。
裁判所の天井が見事です。
オレンジの木がある中庭も素敵でした。
現在は、観光地であるほかに、どうやら、新婚さんの写真撮影のロケ地として定着しているようです。
私達がいる間に、二組のウエディング衣装のカップルが訪れ、写真を撮られていました。