【2015年5月】イングランド南西部のダートムーアを訪れた週末、知り合いが近くの比較的大きな町、ボヴィー・トレイシーへ連れて行ってくれました。
人口4700人余りの町です。
ここにあるクラフト・ギルド・センターが目的地。
というのも、奥さまが陶芸家でギルドのメンバーなのです。
彼女によると、ギルドには300人近くのメンバーがいて、ギルドに入るにはある種のテストに合格しなければならないのだそうです。
「デヴォン州や隣のコーンウォール州には工芸家が多く集まっているのよ」と話していました。
物造りに適したインスピレーションの湧く環境なのでしょう。
センターでは一点ものの素敵なモノがいろいろ売られているほか、芸術品の展覧会、子供を対象とした実演会なども行われていました。
帰ってから検索していたら、ゴールズワージーの名作で映画にもなった「林檎の木」という小説の舞台がこのあたりだったことがわかりました。
中学生の頃だったか、授業中、こっそり読みながら、悲しくてじんわり涙目になっていたのを思い出しました。