【2023年2月】今年の2月は丸1か月、日本の高齢の母の元で過ごしました。
この日は、本当は家族全員(母と妹夫婦と私達)で横浜一泊旅行をするはずでした。
けれど、たまたまこの日だけ大雪が降る悪天候で、交通規制が敷かれていて、渋滞は必至。
母はもう、渋滞には耐えられません。
それで、小旅行そのものを諦めることに傾いたのですが、妹の夫が奇特にも「僕が家にいるから行ってらっしゃい」と言ってくれたのです。
彼は我が家では「天使」と呼ばれています。
母も天使と一緒なら安心です。
そういうわけで、我々夫婦と妹の3人で、電車で横浜へ。
妹にとっては、介護に明け暮れる毎日からの現実逃避でもありました。
予約してあったのは、みなとみらいにある横浜ベイホテル東急というホテル。
チェックイン時には、まるでフライトのチェックインのように、人がずらーっと並んでいました。
どうやら、旅行ではなく、「ホテルに泊まる」という娯楽があるようですね。
妹はお風呂から観覧車が見えるのが売りの部屋を独占。
我々はその隣で、お風呂からは見えませんが、ベランダから観覧車が見えました。
大雪という予報で、実際に降ったところもあったようですが、私達はちらっとも雪を見ず、その代わりに冷たい雨。
悪天候の中の高層ビルの風景にも趣がありました。
夕食は、戸外に出ずに行けるレストラン街にある焼き鳥の店で。
居酒屋風の「をどり」という一風変わったレストラン。
妹は自分では絶対入らないような店だ、と言っていましたが、こういうのもたまには楽しいものです。
デザートは別のケーキ屋さんで、サングリアと共に。
驚いたことに、こんな都会のレストラン街で、しかも週末なのに、9時には店がほとんど閉まり、閑散としていました。
スペインだったら、これからレストランが開く時間です。
物足りなかったので、ホテルに戻った後、私達夫婦だけでホテルのバーに行ってみました。
あれれ、ちょっと怪しげな空間です。
年寄りが若い女性とやってきてキスしていたり、ピアノの弾き語りをしていた男性に言い寄っている年寄りがいたり。
私達が旅行中に行くようなホテルのバーとはちょっと異なる意味合いのところでした。
ベッリーニなどのカクテルは美味しかったですけれどね。
この間、妹は一人で真夜中の12時に観覧車の灯りが消えるまで湯舟に浸かった末、ふらふらになっていたそうです。