【2013年7月】その昔、サンクト・ペテルブルクでバレエ「バフチサライの泉」を観た事があります。
今回の旅行を思い立つまで、この泉が実在するのは知りませんでした。
この写真がそれで、バフチサライのハンの宮殿にあります。
70歳を超えるハンがティーンエージャーのポーランド人の奴隷に恋をするのですが、彼女は嫉妬したハンの妻の一人に殺されます。
殺した妻も死刑となり、ハンは悲しみにくれ、政務も忘れて日々、泣いて暮らしたといいます。
そして涙を流す噴水としてこれが作られたとか。
その話を聞いた作家のプーシキンがいたく感動し、詩を作ったため、世界に知れ渡ったのだそうです。
常に赤と白のバラの花が置かれているのですが、プーシキンがこの習慣を作ったのだという話でした。