【2011年7月】ここはアイルランド本島と橋で結ばれているヴァレンティア島です。
ここで19世紀半ば、欧米を結ぶ電報用のケーブルが初めて建設されたそうです。
そうなんですよ、アイルランドと米国は深い間柄なのです。
この旅行中、こんなに米国人(あるいはカナダ人)の割合が多い欧州の国はないと驚いたし、受ける側も米国の国旗をあちこちに掲げて歓迎しています。
欧州の国については、欧州連合(EU)の紺地に黄色い星が円形に並んでいる旗一枚で済ませています。
歴史的に米州への移民が多いからなんでしょうね。
米国人もルーツ探しでたくさんやってくるようですし。
アイルランドは今回のユーロ圏の財政危機でもトップを争う危ない国。
予算削減を余儀なくされています。
ガイドさんは「この借金は絶対返せないよ」と言い切っていました。
そして「イングランドからは独立したが、今はブリュッセルやフランクフルトに牛耳られている」とも。
親密感のまったくない欧州大陸に指図されるのが悔しいんでしょうね。
むしろ米国の属国になればハッピーなのかも。