【2011年12月】南イタリアのバジリカータ州にあるマテーラに行ってきました。
サッシと呼ばれる洞窟住居のあるところです。
ずいぶん前から聞いていたし、写真も見ていたのですが、目の前にその町が広がると、やはりあっと声を上げるほどの驚きです。
石灰岩の洞穴に古代から人が住み着いていたようですが、8世紀ごろに僧侶が洞窟教会を築き、さらに一般の人々も生活の場とするようになったようです。
1950年代にはあまりの衛生の悪さから、イタリア政府が移住を命じたとのことですが、1993年にはユネスコの世界遺産になっています。
奇異な穴倉住居としては、トルコのカッパドキアやチュニジアのマトマタなどにも行ったことがありますが、それらとはまた違った不思議なところでした。