【2023年6月】イタリア、トスカーナ地方の町、カステルフィオレンティーノでは、夫が間違って、Il Gusto e il Tatto というレストランを予約しました。
彼は旧市街内のレストランを予約したつもりだったのですが、このレストランは街はずれ。
それに気づいたため、早々にレストランに向かうことにしました。
坂を上り下りしなければならないし、写真を撮りながらなので、私達の歩みはのろいのです。
けれど、所詮小さい町。
12時ごろに着いてしまいました。
早々と着いても、追い返すレストランはイタリアには滅多にありません。
レストランは開店前だったのですが、もう少し頑張ればブルック・シールズ、といった顔立ちの若いお姉さんが感じよく通してくれました。
暑かったので、私達は快適な外のテラス席に落ち着きました。
蚊にはさされましたが。
早かったので、まずはプロセッコを一杯。
前菜は、Sbriciolona e Pec (大き目のサラミと羊のチーズ)と、Tomino(チーズを焼いたものの周りに生ハム)。
ハムとサラミがどちらも秀逸でした。
メインは、私がFiletto al pepe verde、夫はポークグリルの盛り合わせ。
クリームソースのヒレ肉はとても柔らかかったのですが、味そのものに、ややパンチが欠けていた気がします。
お肉の下にパンが敷いてありました。
夫のグリルの中から、私の好物のトスカーナ・ソーセージを一つ貰いました
やっぱり美味しい。
ここまででかなり満腹になったので、デザートはプロフィトロールを一つ頼んで、二人で食べました。
この日もワインはキャンティでしたが、アルコール度数が14%あるしっかりこってりした良いワインでした。
以上にコーヒーも入れてお会計は€99.50(約15700円)なり。
満腹になると眠くなる私達は、これ以上、何もする気が起こらず、宿のあるチェルタルドに帰りました。
ところで、カステルフィオレンティーノの駅付近には、黒人やパキスタン(アフガニスタン?)人がたくさんたむろしていました。
トスカーナの地方政府は左派だという話ですから、移民が居やすいのかもしれません。
でも、全員が男で、異様な雰囲気です。
昨日アフリカや南アジアから着いたのかと思うような出で立ちの人がほとんど。
チェルタルドに戻って一休み後に出かけたら、ここでもサルワール・カミーズ姿の人々が。
それを見てイタリア人のおじさんが大声で「ここはチェルタルディスタンだ!」。
おじさんが、チェルタルディスタンという言葉を思いついたことに自己満足して、何度も言うので、一緒にいた奥さんがうんざりしている様子でした。