【2014年2月】トリエステはイタリアでありながら、長くハプスブルク家傘下にあったため、ウィーンのようなカフェ文化が根付いています。
ちょうど歩きつかれたので、そのひとつ、カフェ・トンマセオに入りました。
1830年の創設時代を彷彿させる古めかしい雰囲気です。
作家のジェームズ・ジョイス、地元の詩人ウンベルト・サバなども来ていたとか。
ガイドブックによると、ウィーンにカフェ文化が花開いたのは、1683年に攻めてきたトルコが撤退したときに、コーヒー袋を置き去りにしたのがきっかけとのこと。
港町トリエステがコーヒー貿易の中心になったというのは、うなずけますね。
で、いまや世界的に有名なillyは、ハンガリー将校だった人がこの地で始めたビジネスだそうです。
カフェ・トンマセオではのどが渇いていたのでジュースにしたのですが、その後入った1839年創設のカフェ・デリ・スペッキでは、ウインナー・コーヒーを飲みました。