【2008年12月】チュニジア最終日には、チュニスから郊外電車に乗ってカルタゴの遺跡を見に行きました。
ハンニバルの故郷ですが、残っているのはその後のローマ時代の遺跡です。
まずはビュルサの丘を目指して博物館へ。
さらにアントニウスの浴場という遺跡を見に行きました。
この辺りは大使館や大使官邸が並ぶ高級住宅地。
遺跡の隣は当時のベン・アリ大統領の広大な官邸がありました。
大統領といっても、その時すでに21年も君臨していて、実質、王様みたいなものなのだなと思ったものです。
鼻の大きいその顔が、国中のあちこちに掲げられていました。
人々は一見、自由気ままに見えましたが、当時、かなりの政治統制があったようです。
今は逃亡先のサウジアラビアで老後を安寧に過ごしているんでしょうか、ベン・アリさん。
話は変わりますが、チュニジアでは子供達をよく見かけました。
教育制度がどうなっているのか知りませんが、いつも登下校中のような感じで、しかも四人が横並びで歩いていました。
少子高齢化とは無縁の国のようでした。