【2024年11月】イタリアのヴェネト州にあるキオッジャでの二日目、ホテルの隣のバーで、大きなクロワッサンとカプチーノと搾りたてのオレンジジュースの朝食を済ませた後、街歩きに繰り出しました。
この日も良いお天気です。
目の前の大聖堂から始めました。
正式名はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂です。
もともとは11世紀に建てられましたが、焼失し、1627~48年に再建されたものだそうです。
バロック様式だそうですが、中は意外とあっさりしていました。
鐘楼はちょっとした広場を隔てて、独立して建っています。
こちらは、13世紀のものだとのこと。
64メートルの高さがあり、青空の中にすくっと立っていて印象的でした。
ところで、大聖堂の中に、民族衣装のような服装の2体の像があり、目を引きました。
横に案内板があり、それによると、これは、聖フェリーチェと聖フォルトゥナートという兄弟だそう。
3世紀末から4世紀初めに生きていた人たちで、同じヴェネト州のヴィチェンツァ出身。
キリスト教が弾圧されていた時期に、森で祈っていた際、首を切り落とされたのだとか。
この二人の聖遺物がこの大聖堂にあるらしかったです。
鐘楼の隣には、サン・マルティーノ教会もありました。
こちらは閉まっていて中に入れませんでしたが、13世紀に起源をもつ教会だそうです。
それから、私たちが泊まったホテルの隣にも教会がありました。
こちらは立派な大聖堂と対照的で、こじんまりとした遺跡のような教会。
La Chiesa dei Santi Aposteli Pietro e Paolo という長い名前が付いています。
このピエトロとパオロという聖人たちは、漁師の守護聖人なのだそうです。
キオッジャは漁師の町ですからね。
こうした小さいシンプルな教会は味があって好きです。