【2023年4月】全く予定を決めていなかったイースター・サンデー、どこか近場で美味しいモノでも、と考えあぐねた結果、北イタリアのコモ湖に行くことに。
何度も行ったことのあるデスティネーションですが、まだ乗ったことのないフニクラ(ケーブルカー)に乗りに行こう、ということになりました。
私達のイタリアでの拠点はミラノから速い列車で20分のセレーニョにあります。
このセレーニョ駅から、まずはスイスのロカルノ行の列車で一駅のComo Camerlata へ。
一駅と言っても、16分かかりました。
この列車が超満員で、まるで日本の通勤列車のようだったのでびっくり。
そして、Como Camerlata 駅は非常にわかりにくく、古い時刻表を見て、着いたプラットフォーム4番から、かなり歩いた所にある1番からComo Lago(コモ湖)に行く列車が来ることが分かりました。
この古い時刻表に気づかなかったら、行きつけなかったでしょう。
Como Camerlata からComo Lagoは二つ目。
本当に湖の近くの駅でした。
コモ湖には車でしか行ったことがなかったので、初体験です。
それにしても、何なんでしょう、この人ごみ!
ほとんどが外国人観光客で、ドイツ語、フランス語、東欧の言葉がよく聞こえ、東南アジア系の小柄な人たちもたくさんいます。
そういえば先日夫が、「今年はイタリアを訪れる外国人の総数が、イタリアの人口を上回るそうだ」と言っていましたっけ。
フニクラ駅に向かったら、そこには長蛇の列。
列がどのくらいの速度で進むか、試しに並んでみました。
あまりにゆっくりなので、諦める人々もぼちぼち。
私達も迷ったのですが、ほかにアイデアはないし、この人の多さでは、どこへ行っても同じだろうし、というので、列にとどまりました。
結局、切符売り場にたどり着くのに40分、実際にフニクラに乗るまでに1時間10分ほどかかりました。
外国人観光客なら一生に一度かもしれないから並ぶのも分かるけど、私達はいつでも来ようと思えば来られるのにーー。
その反面、観光客には貴重な時間ですが、ほかにすることのない私達には暇つぶしでもあったわけです。
フニクラの古めかしい駅舎の可愛らしいこと。
この路線は1893年に作り始め、94年に運行し始めたとのこと。
今は新しい車両が2台で行き来していました。
その速度がゆっくりで、待ち時間が長いのもうなずけます。
乗っていたのは6~7分だったでしょうか。
ようやく、頂上のブルナーテ村に到着しました。