【2025年4月】ドイツのシュトゥットガルトに着いた早々、電車を途中下車して向かったのは、Plauner am alten Postplatz という名前のレストランでした。
行ってみたら、レストランと呼ぶより、パブとかビヤホールといったイメージの木造りの店。
人気店のようで、午後3時頃の中途半端な時間でしたが、かなり人が入っていました。
一階で、おばさんに手振りで二階に行けと言われ、スーツケースを抱えて階段を上ることに。
ここで「予約が入っているので、1時間なら」と言われて、テーブルに着けました。
なぜこの店にわざわざ行ったかというと、ドイツに行くと決めた時から、夫が「ドイツではスティンコを食べるぞ」と気合を入れていたからです。
イタリアでスティンコと呼ばれる豚のすね肉の料理は、ドイツではシュヴァインスハクセと言います。
事前に、このシュヴァインスハクセが美味しいレストラン、と検索して出てきた店の一つがここだったのでした。
もっとも、イタリアのスティンコとドイツのシュヴァインスハクセは似て非なる料理。
ドイツのこれは、外側がパリパリしていてかなり固く、中の肉は柔らかくて味が濃いのが特徴のようでした。
これは、わざわざ来た甲斐のあるおいしさ。
巨大なので、2人で一皿取って、ちょうどよい量でした。
これにザワークラウトと、妙な団子がついて出てきました。
ザワークラウトは思ったよりあっさりドライでしたが、ハーブの味が効いていて、「ああ、ドイツの味だ」と納得。
団子の方は、クネーデルというのですね。
そういえば、聞いたことがあります。
ジャガイモ版とパン版があるらしいですが、私たちが食べたのはおそらく、パンの方ではなかったかな。
私はこうしたもっちり系のものは、あまり好きではないので、ほとんど夫が食べました。
一緒に飲んだのは、ダークビールです。
ドイツのダークビールは本当に、美味しいですよね!
イギリスのギネスやビターとは全く異なっていて、少々、甘味のある味わいで、大好きです。
残念ながら、イタリアではあまりポピュラーでないので、家ではスーパーで唯一売っているチェコ産の瓶入り黒ビールを飲んでいる次第。
以上で、満腹となり、デザート無しでお会計。
これがなんと、€38.50(6500円余り)と破格でした。
このレストラン、観光客も多く入っていて、中国人や英国人のグループも。
給仕のお兄さんがレーダーホーゼンを履いていましたしね。
でも、シュヴァインスハクセを食べたいときには、行く価値ありです。
シュトゥットガルトに滞在中に、再訪できなかったのが心残りなほどです。