ダートムーア国立公園のヘイ・トールで

ダートムーア国立公園のヘイ・トールで

【2019年8月】イングランド南西部デヴォン州にあるダートムーア国立公園での二日目はまず、車を連ねてHaytor に向かいました。

イングランド デヴォン州 ダートムーア国立公園 Haytor
巨人の足の指のようなHaytor

Haytor は、ダートムーアの中に160ほどあると言われる(前回来たときには300超と聞いたのでしたが)トールと呼ばれる丘の上の岩の一つです。

ここに辿り着くまでに、知り合いから聞いた話ですが、昔、ダートムーアは上質の建設資材となる石が採れていたとのこと。

米国人がタワーブリッジと間違って購入したとの都市伝説が出来上がっているオリジナルのロンドンブリッジは、ここの石でできていたとか。

石の運搬のため、かつてはこの辺りにも鉄道が通っていたそうで、裕福な人々が保養のために来ていたそうです。

その関係で、今も主要道から離れた小さい村に、お金持ちが集まって住んでいるという話でした。

イングランド デヴォン州 ダートムーア国立公園 Haytor ロッククライミング
真剣にクライミングをする人も

さて、着いたHaytorは素晴らしい景色。

4年前にも、別のトールに連れて行ってもらったのですが、あの時には吹き降りの天気で、荒々しい印象を持ったものでしたが、この日は良い天気。

ここの岩はまるで、丘に埋まった巨人の足の指が地面から覗いているといった様相です。

イングランド デヴォン州 ダートムーア国立公園 Haytor 騎手
モデル志願の騎手

週末のこの日、自然を楽しむ人々が三々五々、丘や岩に上っていました。

突然、赤い服を着て馬にまたがった人もやってきました。

まるで、写真を撮ってくれ、とでも言うように、我々の目の前を通り過ぎて行きました。

丘にはヒース(ヘザーかな)やゴースの花が一面に咲いています。

イングランド デヴォン州 ダートムーア国立公園 Haytor ポニー 野生
人に慣れている野生のポニー

ふと見ると、丘の下にポニーが。

前回にも学んだのですが、ダートムーアには野生のポニーが住んでいます。

知り合いの話だと、放し飼いにされた普通の馬とも混合し、生粋のダートムーアポニーは限定的だそうです。

人に慣れていて、私達が近づいてもびくともしません。

食べ物を与えてはいけないと聞いていたのですが、仲間の何人かがバナナをあげたら、美味しそうに食べていました。

丘の反対側には、腹巻をしたような牛がたくさんいたし、羊も家族で闊歩していました。

本当にのどかで、平和そのものの風景でした。