【2025年6月】イタリアのエミリア・ロマーニャ州、カルピの町でこの日、予約して行ったのは、Ma Lo’ というレストランでした。
例によって、夫がネットで見つけたレストランです。
カルピの新市街に位置していて、上の階はアパートかと思われるビルの地上階。
周囲の趣はゼロでした。
レストラン自体はモダンな内装ですが、気取り過ぎてはいなくて、ウエイターの感じも良かったです。
前菜には、この地方特産のハム・サラミの盛り合わせとニョッコフリット。
さらに、ティジェッレという円形の平たいパンと、柔らかいもっちりしたチーズ、クレシェンツァが出ました。
このティジェッレというパンは初めて。
今川焼を平たくしたようなサイズで、モデナの伝統的なパンなのだそうです。
モデナはここから車で30分ほど南に下ったところにある町ですから、地元と言っていいですね。
このパンにクレシェンツァ・チーズを塗って食べたのが新鮮でした。
ハム類に驚きはありませんでしたが。
私はメインに鴨料理を食べました。
何だったかわかりませんが、フルーツ系の赤いソースが素材の味を良く引き出していて美味しかったです。
夫は、ポークのほほ肉をじっくり煮込んだソースがかかった自家製マカロニを選びました。
ソースの量がたっぷりで、自家製マカロニは重たいタイプで食べ甲斐があって、味が良かったそうです。
ここまでで、二人ともすっかり満腹になったため、デザートは抜きました。
ワインはサンジョヴェーゼを一本注文しましたが、暑かったせいか、飲みきれませんでした。
残った分はお持ち帰りができるというので、ホテルに持ち帰って冷蔵庫へ。
暑い時には赤でも冷やして飲むことをシチリアで学んで以来、ずっとそうしています。
欧州はこの6月、異常な暑さになったのですが、この日がその始まりだったのでしょうか。
レストランでは窓際のテーブルで、かろうじて風がそよそよ入って来た時は気持ちよかったですが、すでに冷房日和でした。