【2018年12月】スペインのテネリフェ島での避寒ホリデー、翌日はラ・ラグーナからバスで北部のタコロンテに行きました。
携帯電話に付いている万歩計によると、この日の歩数は二万歩を超えました。
その理由の一つは、ラ・ラグーナのバスステーションが旧市街から離れていて、少し迷いながら歩いたからです。
結局、由緒あるラ・ラグーナ大学の前を突っ切ってバスステーションへ。
タコロンテ行きのバスは57番で、30分ごとに出ていることが分かったのは良かったのですが、掲示板には11番乗り場と表示してあるのに、11番乗り場にはバスの番号が105番と書いてあります。
おかしいな、と思ってバス乗り場をぐるぐる歩いたら、20番乗り場に57番バスが来る表示がありました。
20番乗り場のほうが正しい気がしたので、そちらで待っていましたが、時間になってもバスが来ません。
それで不安になったのでしたが、結局、やはり20番乗り場に57番のバスが遅れてやってきました。
海外からの旅行者も多いバスステーションの掲示板の、こんな情報の誤りは許せない、と思うのは日本人だけなのかなー。
タコロンテに着いて、まずは観光案内所へ。
ここの人が、何度も繰り返しているらしい調子で、タコロンテの歩き方を説明してくれました。
見どころの教会が午後にならないと開かないことが分かったので、先に隣町のEl Sauzal にあるワイン博物館、Casa del Vinoに行くことにしました。
案内所のおばさんは「すぐよ。2キロぐらいです」と、こともなげに言いましたが、歩き始めたら、これが結構、長い道のり。
右手のはるか下のほうに海を見ながら延々、歩きました。
この日は日差しが強く、暖かいを通り越して、暑いほど。
通り越したのでは、と不安になった頃、ワイン博物館に行き着きました。
入場料は一人€3。
テネリフェ島では、スペイン人が島を征服した直後からワイン作りが始まったそうです。
その歴史や、ぶどうの種の説明などの展示がありましたが、それより、博物館になっている17世紀の建物が素敵。
まずは、ここに住んでいた一家のチャペルだったという部屋に案内されて、係りの人に「天井がムデハルです」と説明されました。
ムデハル様式は、イスラム教建築とキリスト教建築が融合したスタイルで、スペイン本土のアンダルシアでたくさん見たのを思い出しました。
良い雰囲気の中庭があるのですが、ガイドブックによると、7、8月にはここでクラシック音楽のコンサートを開催するのだそうです。
それから付随するレストランのテラスに出て、テイデ山を望む素晴らしい景色を楽しみました。
このレストランの評判も良い、とガイドブックに書いてあります。
ワイン博物館の隣には、蜂蜜博物館も。
島特有の植物のおかげで、独特の蜂蜜ができるという説明がありました。
見学の後は試飲です。
ここの試飲は有料で、私達は赤ワインの€2・80のと€2・90のをチーズとともに飲んでみました。
フルボディという割には軽い感じでした。
もっとも、後で聞いたら、テネリフェのワインは、白ワインの方が定評があるとのことです。