【2019年8月】イングランド南西端のコーンウォール州にある町、セント・アイヴスでは、町を歩いているだけで十分、楽しかったのですが、せっかくだから有名なテート・セント・アイヴスにも行ってみることにしました。
これは、ロンドンにあるテート・ギャラリーなど一連の「テート」美術館の一つで、セント・アイヴスには1993年にオープンしたそうです。
セント・アイヴスはもともと、芸術家が集まる町として世界的に有名で、田舎に住む伯父も知っていて「一度行きたい」と言っていたほど。
ここでもらったパンフレットには「20世紀の抽象芸術の中心」と表現されています。
美術館は広々としたビーチに面して建っていました。
常設展には、マックス・エルンストとかマーク・ロスコなど有名人の作品もいくつかありましたが、殆どはセント・アイヴスに関係した画家の作品でした。
特別展はレバノン出身のアーティスト、Huguete Caland という人の作品が展示されていました。
何でも、レバノンの大統領の娘だとかで、結婚後、家族を置いてパリに移住するなど破天荒な人生を送った人のようでした。
作品はカラフルで大胆。
この特別展は9月初めまでだったようですが、ネット情報によると、本人はその同じ月に亡くなったようです。
しばし文化的なひと時を過ごした後は、夕食です。
夏のホリデーシーズンの金曜日だったので、念のために、何日も前から、Mermaid というシーフードのレストランに予約を入れてありました。
これは大正解。
7時に予約していたのですが、すでに満員でした。
予約無しでは入れなかったと思います。
私達には端っこの横並びの席が用意されてありました。
ちょっとおかしかったけれど、落ち着けてよかったです。
前菜には、カラマリと、この日のスペシャルのカニ。
特にカニは非常に美味しかったです。
夫がどこかで仕入れた情報によると、この辺りで獲れるカニは、日本にも輸出されているとのことです。
メインにホタテ貝を頼んだら、グラタン風で、ちょっと意外。
夫はアンコウやエビの串焼きを選びました。
プロセッコ1本と、デザートは一つをシェアし、お値段は82ポンド(11500円ほど)とリーズナブル。
全て美味しかったし、店の人の感じも良かったし、とても満足しました。