【2016年5月】スロバキアの首都ブラチスラバの郊外にあるデヴィーン城を訪れました。
ここは廃墟です。
戦略的に重要なドナウ川とモラヴァ川が合流する地点の丘の上にあります。
一昨年、バルト海沿岸の町で知った「琥珀の道」という古代の商業ルートがここを通っていたとのこと。
お城そのものは、9世紀に土台に13世紀に建てられたものだそうです。
17世紀のトルコの攻撃に耐えた城でしたが、1809年にナポレオン軍の攻撃で炎上。
そのまま建てかえられることなく遺跡になっているとのことです。
この日は天気の良い日で、ロバやヤギもいるのどかな風景でしたが、共産主義時代には、ここに厳しい警備が敷かれていたとか。
川を挟んだ向こう側はもうオーストリアなので、逃亡を図る人々を監視していたとのことです。