【2013年7月】ウクライナのバラクラヴァの入り江は、フィヨルドのように深く内陸に入り込んでいるため、海側から見えません。
そこが気に入られて、古代ギリシャ、東ローマ帝国、ジェノバ共和国、オスマントルコ、そしてロシアに重宝されたようです。
今でも、ジェノバの要塞跡が残っています。
クリミア戦争のときには、ナイチンゲールがここで野営病院を運営しました。
銀行強盗やテロリストが被るバラクラヴァ(目だし帽)はクリミア戦争中、寒波をしのぐために英国の奥さん達が兵士のために編んだものだそうです。
私達が訪れたのは暑い日でしたが、冬場は寒いんですね。
また、ソ連時代はここが原子力潜水艦の基地となり、一般人は立ち入り禁止だったとか。
そんな歴史を抱える町ですが、今はツーリストがあふれるのんびりした雰囲気の入り江です。
船をチャーターして30分ほどぐるっと周ってもらったのですが、とても良い気持ちでした。