【2023年8月】ギリシャのアテネにあるアクロポリス博物館を見学していた友達が帰ってきて、一緒にピレウス港にあるレストランに繰り出しました。
夫がネットで見つけたレストランで営業中のはずだったので目指したのですが、実際には閉まっていました。
ギリシャに限らず、よくある話です。
ここへのタクシーの運転手が気のいい人で、我々が降りないと分かると、ちょっとした観光案内を始めました。
ピレウスには3つの港があり、大きいのは国営で、離島へ行く大型フェリーが発着し、美しくない(我々がその昔、クレタ島への夜行フェリーに乗ったところ)とのこと。
二つ目は民間のヨットが停泊するハーバー、三つ目が漁港で、ここが一番、見栄えがするそうで、「見晴らしがいいレストランがあるんだよ」と、そこへ連れていかれました。
おしゃべりな運転手で、ペロポネソス半島の南端の出身。
そこに大きなヴィラがあるそうです。
奥さんはクレタ島の出身。
毎年、交互にホリデーに行くと言っていました。
連れていかれたレストランは、Zorbas Mikrolimano という名前。
Mikrolimanoというのは、この漁港のことのようです。
運転手がコミッションでも貰っているのかと思いましたが、そうでもないらしく、我々を下ろすと、さっさと行ってしまいました。
確かに港が良く見える2階がレストランで、ちょっとポッシュな感じ。
時間が遅かったせいか、ガラガラで、4人の年配のウエイターにかしずかれました。
一人は少し、日本語を話します。
「昔はよく日本人が来たものです。今はもっぱら中国人」だそう。
前菜には、グリークサラダと、何かのベーストの上にタコが少々乗ったものの二つを3人でシェア。
グリークサラダには固いこげ茶色のパンがコロコロ入っていて、これが多少甘くておいしかったです。
私はメインにムール貝の乗ったイカ墨のリゾット。
ネギが刻まれて混ざっていて、これのおかげで、味が軽くなっていました。
夫はほうれん草のリゾットとスズキで、軽いお味。
友達はシーフードのラザーニャで、味は良かったけれど、パスタがクタクタだったそうです。
これにハウスワイン1本と水2本。
スイカとメロンのデザートが勝手に出てきた後、リモンチェッロと称する極甘のリキュールがサービスされました。
この食事は友達が払ってくれたので、値段は不明ですが、ポッシュな店構えだったので、けっこう、高かったのではないかと思います。
食後は、港を散歩。
陽が陰ってしまったので、写真の出来はいまいちですが。
内陸部の家々がアテネ市内と同様、やはり、窮屈に建て込んでいました。