
【2025年9月】フランスのリヨンでの二日目、食後はフルヴィエールの丘に上りました。
ケーブルカーがあるので、それを使います。

初日に買った72時間有効の地下鉄の切符が、ケーブルカーにも利用できます。
けれど、このケーブルカー、数年前にギリシャのアテネで乗ったのと同様、トンネルの中を行くタイプなので、景色は見えません。
丘の上に着くと、目の前にNotre-Dame de Fourviere という巨大な教会が目の前に迫ります。
とにかく、外も中もゴージャス。
正直、ちょっと行き過ぎの感じがありました。

ここに最初にチャペルが築かれたのは12世紀のことだそうですが、今ある教会は19世紀後半のものだとパンフレットに書いてあります。
「1870年に、フランス・プロシア戦争から町が保護されるよう祈りを捧げ、願いが叶ったことを感謝して、この大聖堂が建てられた」のだそうです。
1897年にバジリカに昇格したとのこと。
2016~2022年に本格的な修復工事をしたそうで、そのせいか、全体が新しい印象でした。

お祈りの人々のために仕切りがあって、祭壇には近づけないようになっていました。
そこを乗り越えて、ずかずか入って行って写真を撮りまくっていた男もいましたが。
地下聖堂にも降りて行ってみましたが、こちらも巨大で、なんとなく重厚感が足りない印象でした。
ちなみにパンフレットは各国語用意されてあって、ちょっと読みにくい日本語版もありました。
そこを出て、見晴らしの良いスポットへ。

手前に旧市街の赤い屋根が連なり、遠くにはモダンな高層ビル。
リヨンが大都市であるのが良くわかる景色でした。
さらに、この丘には古代ローマ劇場跡もあるというので、そちらへ歩きました。
月曜日だったので、博物館は閉まっていましたが、遺跡そのものには無料で入れるようになっていました。
太っ腹!

この劇場は紀元前15年、ローマ皇帝アウグストゥスの時代に建てられたもので、1万人が収容できる広さがあったそうです。
今も、コンサートやオペラなどに使われているとか。
遺跡内を歩いてみようと思いましたが、ここで夫が体調不良を訴えたので、引き返すことに。
一つ一つの移動距離は大したことないのですが、けっこう歩き続けたため、ここまで、でこの日の歩数は1万4千歩を超えていました。