【2019年7月】カナダのプリンス・エドワード島でのタクシー・ツアー、最後に島と本土を結ぶコンフェデレーション橋を見に行きました。
この橋は、島の南側の海岸にあるボーデン・カールトンという町と対岸のニュー・ブランズウィック州を結ぶ約13キロの橋で、海が凍るところの橋としては、世界一長いのだそうです。
建設は、1993年10月から始まり、1997年5月に完成。
私達の運転手のビリーも、最後の2年間、建設に関わっていたのだそうです。
彼は「赤毛のアン」ツアーの時には退屈そうでしたが、ここでは生き生きと説明してくれました。
以前は、鉄道でボーデン・カールトンまで人やモノを運び、ここからフェリーで対岸に渡っていたため、この町は重要な港町だったのですが、今は皆が素通り。
橋の建設中にも大賑わいだったとビリーが言っていました。
橋のたもとの公園に、昔の線路と貨物車が展示されていました。
ビリーによると、橋がカーブしているのは氷の影響を小さくするためで、橋桁には氷を砕くための施設が付いているとのこと。
何やら詳しく説明してくれましたが、私にはさっぱり。
橋は両岸から作り始め、真ん中で合流して出来上がったそうです。
風が強い日には通行止めになるというこのコンフェデレーション橋、通行料は47カナダドル(3800円)ほどするそうですが、「もう建設費は賄えたのだから、島民には無料にすべきだと運動しているところだ」とビリー。
彼の妹が対岸に住んでいて、「向こうにTim Hortons がないから、よくこちら側に来る」と話していました。
Tim Hortons というのは、カナダでよく見かけたファーストフードのチェーンです。
入りませんでしたが。
以上でツアーが終わり、シャーロットタウンに戻ってきました。
時間を超過してのツアーとなったので、おなかがペコペコ。
ビリーが教えてくれた Sims Steakhouse & Oyster Bar に直行しました。
カウンター席しかないと言われましたが、ほかを探す元気もなく、カウンターに座りました。
まずは生ガキを三つずつ。
種類がいろいろあり、カウンター内の女性が「私の好みで選んでいいかしら」と言うので、そうしてもらいました。
それぞれ異なる味わいで、いずれもプリプリしていて、すごく美味しかったです。
メインは私も夫もパスタにし、私はロブスターソースにムール貝や小さい貝柱などが入ったもので、ややスパイシー。
夫はロブスターの身が入ってて、チーズが乗ったパスタを選びました。
ここに来て、プリンス・エドワード島はシーフードで定評があるというのがよくわかった次第です。
プロセッコ1本と、デザートも食べた上、デザートワインも飲んで、190カナダドル(15000円強)でした。
カウンターの女性が感じ良くて、「夜の10時過ぎに、あそこの角の店に行くと、牡蠣が安く食べられるわよ」と教えてくれました。
お腹に隙間がなくて行けなかったですけれど。
この人がこの店の店主だったのかもしれません。
店から4分のところに住んでいると言っていましたから。