馬車に乗る

馬車に乗る

【2013年2月】マルタイムディーナでは観光客用の馬車に乗ってみました。

若いころの旅行では絶対しなかったことですが、最近はこういうのも楽しく感じます。

何より、御者からいろい話を聞けるのがいいですね。

彼によると、イムディーナでは、約300の高貴な家柄の人々が不動産を持っていて、どの建物も何十もの部屋があるそうです。

最近では、一階は店やレストランに貸している例が多いとか。

昔からの修道院には、いまだに一歩も外に出ない5人の修道女が修行。

その向かいの建物はイムディーナでも一番古い、13世紀のもの。

ただし、二階は20世紀に入って付け足したとか。

町一番の聖パウロ聖堂の壁には時計が二つ。

一つは時刻、一つは日付を示していて、これは「悪魔をこんがらがらせるため」なんだそうです。

それから、イギリス門と呼ばれるイムディーナの三つの門の一つの外には、以前、鉄道駅があったそうです。

イムディーナとヴァレッタをつなぐ列車が走っていたんだそうですが、英国統治が終わると共に、鉄道は廃止されたという話でした。

馬車はイムディーナを出て、もっと庶民的でにぎやかなラバットへ。

血の涙を流したというマリア像のある教会と聖パウロ教会の広場へも行きました。

全部で70ユーロと安くはないけれど、とっても面白かったです。

御者はアントニー、馬車馬はトミーでした。