【2020年9月】イタリアのサルディニア島北西部の突端にある美しいラ・ペローザのビーチで一日過ごした日、ランチは辺りに一軒だけだった海の家風のレストランにて。
イカのフライと、カラサウ版ピザのようなものをシェアし、カンパリ・スプリッツを飲みました。
カラサウというのは、サルディニアではなくてはならないパリパリの薄焼きパンです。
これをピザに使うというのは意外性があって、面白くて、それなりに美味しかったです。
使ってあったチーズはプロヴォラでした。
これだけで、€50(6200円ほど)と安くなかったのですが、こういう場所ですから仕方ありません。
お昼時にここが混んでいたのは、当然でしたが、待つほどではなかったのは、ちゃんと昼食持参でビーチに臨む人が多かったからでしょう。
午後には光の加減か、海の色がますますハッキリときれいです。
夫は子供の頃に、「食べた後、3時間は水に浸かってはいけない」と教わったそうで、それを守って海に入らず、周辺を散歩しました。
アラゴンの塔がある岩場の方へ、行ってみました。
塔は海で隔てられた小島に建っているのですが、海が浅いので、歩いて行けるようです。
私達は対岸の丘から眺めただけでしたが。
とにかく美しいので、写真を山ほど撮りました。
4時ぐらいになって、また海の中へ。
水が一段と冷たく感じました。
私はドボンと入ってしまうと大丈夫でしたが、夫には冷たすぎたようです。
こうして、一日をビーチで過ごすというのは、私達には珍しいことです。
ヨーロッパ人の夏休みはもっぱら、コレですがね。
退屈するかと危惧しましたが、そんなこともなく、リラックスした時間が流れていきました。
迎えのバスは午後6時に来ました。
滞在しているアルゲーロの町に戻り、いつものレストラン、Il Pesce D’oroへ。
開店と同時に入ったのですが、この日は週末。
予約でいっぱいだそうで、外の狭いテーブルに案内されました。
夫はシーフード・ピザ、私は鯛の塩焼き。
やっぱり新鮮な魚がとても美味しかったです。
デザートはこの間も食べたSeadasというペーストリーの中にチーズが入ったモノで、今回はその上に蜂蜜がかかっているのを選びました。
これに赤白のミルト酒と500mlのハウスワインで、全部で€60。
ここはいつも、リーズナブルです。
私達のエアビーがもう少し、旧市街に近かったら、一回帰っておしゃれして出直したのですが、面倒だったので、ビーチ上がりの潮っぽい姿のままのお食事でした。