【2020年7月】イングランド南西部のコーンウォール州にある海辺の町、ルーでの三日目、朝食にパンケーキを頼んでおいたら、5段重ねのゴージャスなのが出てきてびっくり。
間にバナナやイチゴなどが挟んであり、クリームもたっぷり。
写真を撮らなかったのが悔やまれます。
シンプルなぺろんとしたパンケーキを想像していたので注文したのでしたが、朝からこんなには食べられず、申し訳なかったけれど、少し残しました。
その後、町なかでパンケーキの絵がある看板を見たら、やはりこのようにゴージャスだったので、これはルーでの常識らしかったです。
前日、足に水膨れができるぐらい歩いたので、この日はのんびり過ごすことにしました。
町のビーチ、イースト・ルー・ビーチに行って、岩場に腰かけ、ぼうっと人々を観察。
ちっちゃい子供が多くて、見ていて楽しいほか、巨大腹のおじさんたちもいます。
ビキニ姿で海の中に入っていった若者グループも。
私達は水温を試しもしなかったのでわかりませんが、気温が20度そこそこなので、水温が高いはずもなく、きっと若者の皆さん鳥肌が立っていたに違いありません。
海に向かってバルコニーのあるアパートが見え、「ああいうところを借りて、数週間過ごすのもいいかも」と話しました。
コロナによるロックダウンで在宅勤務が普通になった今年ですが、在宅勤務というのは、自宅でなくても良いわけですからね。
しばらくして、丘に登り宿の人に教わった散歩道を歩きました。
けれど途中で道を間違えたらしく、少し行くと別の岩場の海辺に出ました。
こちらのビーチの方が人が少なかったです。
あとで調べたら、プレイディーというビーチだったようです。
このあたりには、お金持ちの別荘といった風情の新しめの家々が並んでいました。
その一軒には、なぜか大砲も。
こちらのビーチでものんびり過ごして、元来た道を戻りました。
この散歩道には木陰があって気持ちよかったです。
何か月も家の中に閉じこもっていた後、前日から太陽の下を歩き回り、特に夫は肌が真っ赤。
薬局でアフターサンローションなどを買って宿で塗りたくりました。
そして、午後5時には予約してあった Old Sail Loft というレストランへ。
夕食には早いですが、この時間しか空いていなかったのです。
名前の通り、屋根裏部屋でしたが、かなり広々としています。
ただ、テーブル間の距離は、あまり広くありません。
入ってすぐの頃は人もまばらで安全な感じでしたが、その後、満席に。
ウエイトレスはマスクをしていましたが、コロナ対策はそれだけのようでした。
私も夫もホタテ貝の前菜。
これは、なかなか美味しかったです。
続いて、2人前のシーフード・プラッターを頼みました。
オーダーするときに夫が「生なの?」と聞き、ウエイトレスが「そうです」と答えたくせに、全部、火が通っているか、もしくは燻製でした。
とてもイギリスらしいシーフード・プラッター。
シラスのから揚げや、エビは美味しかったですが、せっかくカニみそがパンに塗ってあるのに、その上にチーズを乗せて焼いてあるものだから、チーズの味が勝っちゃって、カニみそが味わえず。
英国の料理もウン十年前よりはずっと改善していますが、やっぱりイタリアやフランスなどに比べると、まだまだだなあ、と感じました。
もっとも、国民性という言葉には、味の好みも含まれるのでしょうから、仕方ないのかもしれません。
凝ったものは頼まないほうがいいと思って、デザートはアイスクリーム。
私はバニラと塩キャラメル、夫はバニラとシャーベット。
ワイン一本を含めて、全部で£91ほど(約12500円)でした。